読書感想文の課題図書と自由図書の選択が、審査に何らかの影響があるのかどうか、ふと気になって調べてみました。もしかしたら、どちらが有利・不利という差が生じないような基準があるのかもしれません。
小学校低学年の入賞課題図書 11作品
「ボタンちゃん」:2作品
全国学校図書館協議会長賞、サントリー奨励賞
「ひみつのきもちぎんこう」:4作品
文部科学大臣賞、全国学校図書館協議会長賞×2、サントリー奨励賞
「みずたまのたび」:3作品
毎日新聞社賞、サントリー奨励賞×2
「アリとくらすむし」:2作品
毎日新聞社賞、サントリー奨励賞
小学校中学年の入賞課題図書 11作品
「二日月」:5作品
毎日新聞社賞×3、サントリー奨励賞×2
「さかさ町」:2作品
内閣総理大臣賞、サントリー奨励賞
「木のすきなケイトさん:砂漠を緑の町にかえたある女のひとのおはなし」:2作品
サントリー奨励賞、全国学校図書館協議会長賞
「コロッケ先生の情熱!古紙リサイクル授業」:2作品
全国学校図書館協議会長賞、サントリー奨励賞
小学校高学年の入賞課題図書 11作品
「茶畑のジャヤ」:2作品
サントリー奨励賞×2
「ワンダー」:5作品
内閣総理大臣賞、毎日新聞社賞、全国学校図書館協議会長賞×2、サントリー奨励賞
「ここで土になる」:3作品
文部科学大臣賞、サントリー奨励賞、毎日新聞社賞
「大村智ものがたり:苦しい道こそ楽しい人生」:1作品
全国学校図書館協議会長賞
各賞別受賞作品の課題図書 33作品
- 【内閣総理大臣賞】小学生3人受賞のうち2作品
- 【文部科学大臣賞】小学生3人受賞のうち2作品
- 【毎日新聞社賞】小学生15人受賞のうち7作品
- 【全国学校図書館協議会長賞】小学生18人受賞のうち8作品
- 【サントリー奨励賞】小学生30人受賞のうち14作品
受賞の傾向
なんとなく見えてくるのは、全体のバランスが考えられているのではないかということ。
受賞作品の課題読書と自由読書の割合は、ほぼ半々といってよいでしょう。どちらを選んで応募しても偏りのないように工夫されているのかもしれません。
特に目立っているのは、5作品ずつ受賞者がいる課題図書が、2つとも「障がい」をテーマにした本であるということ。
これは偶然かもしれませんが、子どもたちの関心が高かった分野なのではないでしょうか。
りょうこのつぶやきでした。
では、ごきげんよう。
アイキャッチ画像出典:ありんこ日記 AntRoom:第62回青少年読書感想文全国コンクール表彰式