コミュニケーションBLOG

文字によるコミュニケーションには、ブログをはじめ作文や感想文など様々な場面で「書く」技術が必要になってきます。難しく考えずに気楽に書いてみませんか?

webで誹謗中傷・個人情報流出の被害に遭った時の対処法-1:証拠の保存

以前、アメブロで誹謗中傷の被害に遭い、印鑑証明書と被害の証拠を添えて運営者へ当該ブログの削除依頼をしました。

この時は、相手が自主的に対象のブログを全部削除し運営者が完了報告をしました。

今回、家族が掲示板で晒され誹謗中傷されていることを知り、私がとった行動を踏まえて対処方法をまとめてみたいと思います。

web上のトラブルは「情報開示」という壁があり、なかなか捜査(警察)/調査(弁護士)が進まない現状のようです。

解決方法は2つ。

  1. 警察への被害届
  2. 弁護士を通じて削除依頼

そのうえで民事での損害賠償請求などが可能です。

証拠の保存で、書き込みをしたと思われる方々のIPアドレス等も保存しました。

IPアドレスがあれば、サイトや運営者に情報開示を求めて返事を待たずとも、捜査/調査がすぐに始められると思います。(これに関しては後日、最後の記事になります)

重要なことは証拠の保存

被害が犯罪として成立するか、また弁護士が削除依頼を行う際に必要なのは、被害の実態です。事実を確認して判断されます。

掲示板等で自分や家族の書き込みを見つけたら、慌てず騒がず黙って作業を始めましょう。

相手に気づかれて先に削除されてしまったら、証拠がなくなります。

まず最初に見つけた時はすぐにスクリーンショットを撮って保存します。

それから落ち着いてPCで全文を印刷してください。

私の場合は、500枚のコピー用紙を3冊も使いました。スレッド(スレ:掲示板の部屋)が多くなるほど膨大な量の印刷になります。

この確たる証拠があれば、いくら削除しても過去ログは掘り返せるので大丈夫です。サイバーパトロールが、徹底的に探します。思わぬ余罪まですべて掘り返される可能性が高いです。

サイバーパトロールは、想像を絶する有能なプロ集団なので確実に獲物を監視し、仕留めます。

証拠の保存方法

  1. スクリーンショット
  2. 印刷

見つけた時に、すぐスクリーンショットを撮影し保存しましょう。

それから落ち着いてスレッド全文を印刷します。

印刷した紙媒体の物の方が、警察も弁護士も動きやすくなります。

犯罪立証の判断材料になります。

後から削除されても証拠が残っていれば、慌てることはありません。

印刷の際に、インクジェットプリンターでは、時間とインクを大量に消費することになります。

100枚程度なら許容範囲かもしれませんが、私のように1500枚近く印刷するには、レーザープリンターが便利です。

幸い黒だけのレーザープリンターを持っていたので、サクサクと作業が進みました。

証拠の見つけ方

日頃からエゴサーチは時々行っていましたが、最近は油断していました。

異変に気付いたのは、私のブログのアクセスが急に増えたことです。

特に心当たりがないのに、急に増えたら要注意。

掲示板の書き込みにもありました。

「本名で検索すればいいのにwww」

その通りです。

  1. 本名
  2. ニックネームやひらがなの名前
  3. メガネや持ち物などに関するキーワード
  4. 体形や特徴に関するキーワード

検索結果は、必ず最後まで確認しましょう。

しかし、掲示板の人気や活動状況によっては、すぐに表示されないこともあります。検索結果に表示された時は、相当被害が広がっていると考えていいかもしれません。

もし、掲示板が見つかったら、その中を落ち着いて確認しましょう。

スレッドが1つとは限りません。

書き込みの中に、必ず前後のスレッドや関連するスレッドのURLが記載されています。それらを丁寧にたどりながら、証拠を印刷していきます。

スレッドを読み込んでいくと、更に検索のキーワードを発見できます。

 画像の保管

スレッド内には、晒しのため直接リンクが貼られている場合とURLの記載だけの場合があります。

どちらも確認します。

私が見た時には、すでに削除されていた画像がたくさんありました。

探していたものの他に、個人の郵便物のあて先の写真がありました。もちろんすぐに画像はPCに保存しました。実在の人物かどうかはわかりませんが、捜査対象になることは間違いないし、この1人が心当たりのある関係者を教える可能性も高いでしょう。

男性性器の写真を見つけた時は、ゾッとしました。すぐに通報しました。わいせつ物陳列でどんどん通報するといいですよ。

警察庁 サイバー犯罪対策:県警の施策等

www.npa.go.jp

SNSフォロワーとDMの保存

掲示板は、各種SNSを併用しています。そこからターゲットを物色して「釣る」わけです。

フォロワーの一覧をスクリーンショットで保存しておきましょう。

そこからも犯人特定の糸口になります。

ターゲットに近づく時は、表立ったコメントの他にDM(ダイレクトメール)が使われています。

このやり取りも「重要な証拠」になるので、必ず消さずにいてください。更にスクリーンショットでも保存することをお勧めします。

DMでエッチな写真や動画を要求されたら、間違いなく晒されています。ここは被害に遭わないためにも、十分注意してください。

 まとめ

  1. 被害に気付く:エゴサーチ(検索)
  2. 掲示板やサイトを調べる
  3. 証拠の保存:掲示板の全文印刷、画像保存、フォロワーの保存、DMの保存

大切なことは「冷静に」対処することです。落ち着いて黙って行動しましょう。

誰かがwebで築いた居場所や小さな幸せを壊す権利は、誰にもありません。

〇〇民たちは「自分のブログで公開していることを掲示板に貼って、何か悪い?」と開き直っています。

しかし、個人のブログは通常限られた範囲の人しか閲覧しません。その範囲を超えて故意に拡散することは、常識の枠を超えています。「一般の人の判断」が基準になるので、このような言い訳は通用しないのです。

「ブログのアクセスが増えたんだから、よかったでしょ」と言われても、誰も頼んでいません。ブログの目的にそぐわない群衆が付和雷同しても、何のメリットもありません。

次回は、ブログやSNSの注意点についてです。