人には五感の使い方によって3つの感覚システムに分類できます。
そのどれを主に使っているかによって、物事への感じ方や伝わり方が違っています。
その違いを理解すると、なぜ彼女(彼)があなたの予想(期待)に反したリアクションをするのかがわかってきます。
想像してみてください
100本のバラの花束を誕生日にプレゼントされたと仮定しましょう。
あなたは、プレゼントを渡されながら、「愛しています」と耳元でささやかれ、ギュッと抱きしめられました。そのとき、どんな風に感じますか?
- 視覚が優位なタイプの場合:少しはにかんだとびきりの笑顔とキレイな花に感動し、パートナーの深い愛情に感動するでしょう
- 聴覚が優位なタイプの場合:耳元でささやかれた言葉にゾクゾクして、パートナーの愛情を受けとめるでしょう
- 体感覚が優位なタイプの場合:力強く抱きしめられて、パートナーの愛情に満たされ身を委ねるでしょう
どの感覚が優位かで変わる反応
まず、視覚タイプの人は「プレゼントを見た瞬間に感動」して、強く愛を感じます。
けっして物質欲という訳ではありませんよ。
聴覚タイプの人は、プレゼントだけでは愛を感じません。黙って手渡されると、ちょっと不満でガッカリするでしょう。「耳元でささやかれて嬉しい」のです。
体感覚タイプの人は、プレゼントを渡されて耳元でささやかれても、ピンときません。口先だけだわと冷めています。ところが、「しっかりと抱きしめる力強さに愛情を感じる」のです。
相手の感覚タイプに合わせたアプローチ
バレンタインデーにクッキーを焼いて彼氏にプレゼントするとき、あなたはどんな工夫をしますか?
- 視覚タイプ:メッセージカードを添えて恥ずかしそうに手渡す。
- 聴覚タイプ:「あのね」と耳打ちして「あなたのために一生懸命作ったの、食べてね」とささやいて、そっと手渡します。
- 体感覚タイプ:後ろから抱きついてプレゼントを渡す。(だ~れだ?と目隠しをしてもよい)あるいは、相手の手を取ってプレゼントを直接握らせる。
どれかひとつの感覚が優位であれば、そのひとつに合わせた行動をとります。
2つのタイプが優位であれば、2つの対応を組み合わせましょう。
3つともバランスのとれた感覚タイプであれば、どんなシチュエーションでも、あなたの愛情を感じ取ってくれるはずです。
流行りの「壁ドン」は、目の前に顔を近づけ、耳元でささやき、キスをするという3つのタイプを総合した完璧なテクニックですね。
参考文献:NLPの教科書:
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りょうこのつぶやきでした。
では、ごきげんよう。
画像元:壁ドン、NHKの次に来る胸キュンシチュエーション!「ネックイ」に注目♡ | EMMARY(エマリー)