あなたが思わずクリックしたくなるリード文は、どのような文章でしたか?
検索結果に表示されたとき、あなたの記事が選ばれるためには「魅力的」なリード文が必要なのです。
これから書く記事だけでなく、過去記事のリード文もぜひ見直してみましょう。
- リード文が検索結果に与える影響
- 読者の心をつかむ魅力的なリード文の要素
- リード文の極意
- リード文の書き方
- リード文は、いつ書いたらいいの?
- 新聞のリード文を参考にする
- こんなふうに、リード文を改善してみた【実例】
- まとめ
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リード文が検索結果に与える影響
あなたの記事が、せっかく検索結果に表示されたのに、なぜかクリックされない。
そんなことは、ありませんか?
それは、そこに表示されたリード文のせいで、他の記事に差をつけられているのです。
- タイトルに惹かれる
- リード文の内容に興味を持つ
- 読みたい記事をクリックする
皆が検索して記事を表示(閲覧・アクセス)するまでには、上記のような思考が働いて行動しています。
このときに、気になるリード文の記事を読もうとするわけです。ここで選ばれなかったら、実にもったいない。
検索表示の順位が下の方でも、表示されればリード文でクリックされる確率が上がります。
読者の心をつかむ魅力的なリード文の要素
リード文は、webの文章には欠かせない要素です。
その記事のイントロダクション(導入部分)であり、いかに読者にインパクトを与えて興味・関心を持ってもらえるかの鍵になるのです。
あなた自身の行動を振り返ってみると、よくわかりますね?
検索したら、無意識にタイトルの次にリード文を読んでいるのです。それも、一瞬で。
- できるだけ短くスッキリと
- 読後の成果を明確にする
- 記事のエッセンスを伝える
- 記事の簡潔な要約
- 読者の思考と行動をリードする
リード文は、その短さが命です。ダラダラと長く書いても検索結果には全文が表示されないので意味がありません。
一般的に、記事タイトルは12~32文字で書きましょうといわれています。
それに比べてリード文は、50~80文字が推奨されていたり3~5行くらいがいいといわれています。
この記事のリード文を見てみると、4行で3つの文章です。字数は117文字。
では、別の記事を見てみましょう。
↑これは記事本文です。120文字です。4行で3つの文章です。
↑これは、カテゴリーの記事一覧を表示したものです。
ここでは、文末の「・・・」を含めた121文字が表示されています。
↑これは、検索で表示されたものです。ここの文字数も121文字でした。
記事の編集画面の右側にある「設定」で、このような「記事の概要」という欄があります。
これは、リード文の内容を確認できる便利な機能です。
ここには、128文字が読める範囲として表示されています。
スクロールすると、もっと長く見ることができますが、基本的にはこの中にリード文が収まっていなければいけませんね。
以上のことから、リード文は120文字を目安にするとよいでしょう。
次に「成果」「エッセンス」「要約」ですが、これを全部120文字の中に盛り込むことは不可能です。
したがって、記事の内容に合わせてどれかひとつを選んでポイントを絞りましょう。
では、「読者の思考と行動をリードする」というのは、どういうことかおわかりですか?
- その先の記事本文を読む
- 何が書かれているか想像する
- 読んだ後自分がどうなっているのかを予測する
- 問題を解決する意欲を高める(できる、できそうだと感じる)
- 面白そうだな、有益だな、と感じる(期待する)
このような気持ちを持って「本文を読む」という行動をしてもらうことが、リード文の使命です。
リード文の極意
- 読者を具体的に想定する
- 想定した読者の悩みや問題を明確にする
- 悩みや問題を解決するのに必要な情報が書かれていることを明記する
- 読んだ後、読者がどうなっているのかを想像させる表現をする
- 読者の行動を促す言葉を添える
頭のいいあなたは、すでに察していますね?
そうです。これはリード文の極意ですが、すなわち記事本文の極意でもあるのです。
- 誰が読むのか?
- どんな問題なのか?
- どうやって解決するのか?
- 読んだ結果どうなるのか?
この4つをしっかりとおさえて、最後に読者に行動を起こさせる1文を付け加えます。
リード文の書き方
リード文は、単純に本文の書き出しではありません。
本文とは別に、タイトルでは語り切れなかった詳しい内容を、簡潔に短い文章で追加します。
記事タイトルと、本文の一つ目の小見出しの間に入る文章がリード文です。
では、書き方をご説明しましょう。
- リード文は3つのパーツで組み立てる
- 最初の文は、読者への声掛けや問いかけ
- 真ん中の文は、記事本文の要約やアピールしたいポイント
- 最後の文は、読者の行動を促す言葉
必ずしもこれに当てはまるとは限りませんが、基本的に3つの文章で仕上げる習慣をつけると、短くて効果的なリード文を書くことができるようになります。
長い本文を書くのは、それほど難しくはないのですが、その本文を煮詰めたエッセンスを抽出することはちょっと難しいかもしれませんね。
意識するポイントは3つです。
- 記事タイトルに設定したキーワードを入れる
- 疑問形や体言止めなどで興味を引く工夫をする
- 数字などのデータを活用する
記事タイトル、リード文、本文に、まんべんなく決めたキーワードが盛り込まれていると、記事全体の評価が上がります。
一貫した内容で書かれていると判断されるわけです。
これらは、記事タイトルの決め方と同じですね。
また、リード文を構成する3つの基本文は、記事の内容によってバリエーションを変えることができます。
- 1文目は、自分の実績や信用をアピールした挨拶をする
- 2文目で読者の悩みを指摘または共感する
- 3文目で「これから〇〇の方法について詳しくお伝えしていきます」
このように、リード文では解決策を提示しないで本文へ誘うこともできます。
リード文は、いつ書いたらいいの?
- 記事本文を書く前にリード文を書いておく
- 記事本文を書き終わってからリード文を書く
結論からいうと、どちらでもいいです(笑)
先に書いても、結局本文を書き終わってから見直すのですから。
リード文を最初に書くということは、その時点でこれから書き進める本文の全体像と具体的な内容が頭のなかにある、または下書き(箇条書きのメモでもよい)があるということです。
そうでなければ、リード文は書けません。
書く準備ができていなければ、とりあえず先に記事を仕上げてから、最後にリード文を書かざるを得ないでしょう。
書くときのあなたの状況によって、書くタイミングが変わります。
もちろん、書く準備ができていたとしても、先にリード文を書かずに最後に残しておいてもかまいません。
- 記事本文を書く前にリード文を書いたら最後にもう一度見直す
- 記事本文を書いてから最後にリード文を書く
あなたの好きな方で書いてください。
新聞のリード文を参考にする
新聞の記事は、3つのパートで構成されています。
- ヘッドライン(headline):一番大きな見出し
- リード(lead):ヘッドラインに書けなかった重要事項(5W1Hで4~5行程度)
- 本文(body):長く詳しい文章
この「リード」は、ブログの「リード文」と同じですね。「ヘッドライン」は「記事タイトル」です。
新聞を読むときにも、ブログの参考になる読み方で楽しんでみませんか?
こんなふうに、リード文を改善してみた【実例】
これは、先日投稿した記事の検索結果です。なんだか尻切れトンボで不自然な感じがします。
このリード文を見直してみました。
このように修正しました。
これは158文字で、目標の120文字をかなりオーバーしています。
このように「修正」が反映されるまでには6~7時間かかりました。
3つの文章のうち、最後の文章が隠れていて見えませんね。
「生き残り戦略は記事に新たな付加価値をつけること」という結論を載せた方がいいのか、関心を持ってもらって本文で理解してもらうのがいいのか、迷うところです。
しかし、問題提起した段階でクリックしてもらえると、リード文全体が目に入ります。
そこで、結論を知って読み進める、という流れになってくれればいいなと思っています。
検索結果には「キーワード」が自動的に太字でチェックされています。そこにも注目してみましょう。
さて、それではもっと簡潔に短くしてみますね。
『昨年から、無責任なキュレ―ションサイトが相次いで崩壊しました。
ただリンクを羅列しただけの「まとめサイト」もいずれ淘汰されるでしょう。
有用な情報を整理して新たな付加価値を追加した「価値あるコンテンツ」に生まれ変わることが、生き残りの鍵です。』
これで119文字になりました。
更に1~2文も割愛できるので、もっと短いエッセンスだけのリード文にもできます。
『これから「まとめサイト」が生き残っていくためには、単なる情報の羅列だけではなく、有用な情報を整理して新たな付加価値を持たせることが重要です。』
これで70文字になりました。
かなりスッキリしましたね。「伝えたいこと=記事の内容」を1文で表現しています。
まとめ
- リード文はできるだけ短く簡潔に
- 文章は3部構成①挨拶・問いかけ②悩み・問題提起または本文の要約やアピールポイント③解決方法・本文への誘導
- 120文字以内を目安にする
- タイトルと同じキーワードを入れる
- 本文完成後に再度見直す、または、本文を書き終えてからリード文を書く
魅力的なリード文にするには、読者を具体的に想定しピンポイントで悩みや問題を解決する「内容=テーマ」が必要です。
「広く浅く万人に」ではなくて「狭く深くあなただけに」をモットーに、リード文を書きましょう。
flow-care.com便利な下書き用のライティングシート(PDF)付です。
りょうこのつぶやきでした。
では、ごきげんよう。
アイキャッチ画像出典:コピーライティング本当の意味とは