毎日何気なく使っているスマホ。それが、いつの間にか中毒のように放せなくなってしまうことがある。自分でも気が付かないうちに、単なる道具であるスマホに支配されてしまったら?
こんな症状に心当たりがあったなら、まだ間に合います。今すぐスマホ依存症から抜け出しましょう!
スマホが原因の心の症状
- 情緒不安定
- 何となく不安で落ち着かない
- 気分が落ち込む
- 人と接するのが辛い
- 意欲が出ない
- 集中力がない
- イライラする
- ささいなことが気になって仕方がない
- 食欲がわかない
- いつも眠たい感じがする、だるい
- スマホが気になって手放せない
- 感情のコントロールができない
- 訳もなく死にたくなる
- なにもかもイヤになる
長時間スマホが原因のからだの症状
- 緊張型頭痛:筋肉が緊張しているために起こる頭痛で、お風呂で温まると楽になる
- 頚肩腕症候群:いわゆる肩こり、首コリ、五十肩など
- 腰痛
- ストレートネック:緊張型頭痛、頚肩腕症候群、腰痛、自律神経失調症の原因
- 自律神経失調症:めまい、耳鳴り、情緒不安定などさまざまな不調
- パニック障害:突然の激しい動悸や冷や汗が出る、呼吸が苦しくなる発作
- 自律神経性新型うつ(スマホうつ):気分の浮き沈みが激しい、朝起きられない、うつの自覚症状がない
- 更年期障害:閉経前後の女性に多い、頭痛、めまい、のぼせなど
- 慢性疲労症候群:朝だるくて起きられなかったり、気力が低下する、半年以上続く慢性のひどい疲労感
- ドライマウス:唾液の分泌が減って、むし歯や歯周病、強い口臭になる
- VDT症候群:PC作業やゲームなど、ディスプレイを長時間使うことで起きる心身の不調
- 過敏性腸症候群:下痢や便秘を繰り返すが、検査しても異常がみつからない
- ドライアイ:涙が減って、目の表面が乾燥して傷つきやすい状態、痛みや違和感
- 血圧不安定症:血圧が200mmhgを超えたり100mmhg前後に下がる
- 機能性胃腸症:特に異常がないのに胃もたれや吐き気などの不快症状が続く
- 機能性食道嚥下(えんげ)障害:食べ物や飲み物、唾液などが飲み込みづらくなる
- めまい(眩暈):回転性のめまい(グルグルまわる)や、フラフラ感、フワフワ感など、からだが不安定な感じ
- 動悸:血圧の上下やパニック障害の症状
- 多汗症:全身に多量の汗をかく場合と、からだの特定の部分に多量の汗をかく場合があり、特に手汗は精神性発汗と呼ばれ、ストレスが原因の場合と、うつ病のサインである場合がある
- 不眠症:十分な睡眠がとれず、日中の活動に支障をきたす状態が1ヵ月以上続く
- 微熱・風邪気味:本物の風邪ではないのに、風邪のような症状が出る
この他に、タブレットの使い過ぎによる「iPadフィンガー」「iPadショルダー」なども注意が必要です。
うつ病の自己診断でチェックしよう
こちらで簡単にチェックできます。
スマホ症候群の原因
一番の原因は、スマホを長時間使い過ぎることです。そして、使う時の姿勢が問題。
- 悪い姿勢で長時間スマホを使うことで、ストレートネックになってしまうこと
- 電磁波の影響と画面からの光の強い刺激で脳が興奮状態になり、特に深夜の使用で生理的な体内時計が狂ったり自律神経が悪影響を受けること
ストレートネックはからだの症状を引き起こすだけでなく、心の症状も誘発します。更に脳の興奮で起こるからだの不調が大きなストレスとなって、精神症状を引き起こします。
これは、スマホだけでなく、携帯情報端末のすべてが原因の対象となります。
スマホ依存症から脱出する方法
一番効果がある方法は、スマホの使用をできるだけ制限することです。
- スマホの使用時間を減らす
- スマホ使用時の姿勢をよくする
- スマホ使用時の環境を変える
- ストレスの少ない機種を選ぶ
- 自律神経を整える
デスクトップPC、ノートパソコン、タブレット、スマートフォンなどを常時使用して仕事をしている人のために、2002年(平成14年)に厚生労働省が「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」を作成しています。
新しい「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」の策定について
VDT作業:Visual Display Terminals
まとめ
自覚症状のないままに進行する「スマホ依存症」は、その使用時間に比例してかかりやすくなるのが特徴です。スマホ依存症があまりにも多くの不調を招くために、その症状を「スマホ症候群」と呼ぶようになりました。
普通の病気と同じ治療では治らない症状がたくさんあります。
深刻な状況に陥る前に、依存症にならないよう予防することが大事。
思い当たる点があったなら、どうか今すぐスマホの使用方法を見直してください。
いつのまにか、スマホに支配されないようくれぐれもご注意を。
りょうこの、少し長いつぶやきでした。
では、ごきげんよう。
参考リンク