独特の甘い香りとネットリとした食感が特徴の洋ナシ(西洋梨)は、好きですか?
有名な品種が「ラ・フランス」ですが、実はフランスでは日本ほど流行らずに絶滅しているそうです。
西洋梨の歴史
西洋梨の起源は古くギリシア時代から記録が残っているとか。現在の栽培品種は4000種もあるといわれていますが、日本では20種類ほどが栽培されているとのこと。
その中でも、ラ・フランスは特に有名ですね。
日本へは、明治の始め頃にアメリカやフランスから導入され、明治の終わり頃から栽培が広まっていきました。その後、フランスではラ・フランスは絶滅し、現在は日本の山形県が7割以上を生産しています。
昭和30年頃までは、パートレットという品種が主で、くだもの缶詰の王様でした。まだ冷蔵技術などが発達していなかったため、保管や流通に問題があって生食されていなかったそうです。
和梨のようなシャリシャリとした歯ごたえがなくて、収穫時期の見極めが難しく、収穫後の「追熟」を経てようやくあのクリーミーで芳醇な香りの洋ナシになります。
収穫後の保管方法や冷蔵運搬が確立されて、全国に行き渡るようになっています。
くだもの缶詰といえば
その昔は、お見舞いの定番でした。風邪で寝込んだときには、特別に桃の缶詰を食べさせてもらえたのです。普段の食事やおやつでは、みかんやパイナップルの缶詰が一般的でした。
いまでも、くだもの缶詰は、お見舞いやお供えなどに利用されています。また、お菓子の材料としても手軽に使えるのがうれしいですね。
西洋梨のリンク集
梨を食べたくなった~。
りょうこのつぶやきでした。
では、ごきげんよう。