小学生新聞は、いつから読み始めますか?
読みながらどんな活用法があるでしょうか。
選び方の一番のポイントは「子ども自身が選ぶ」ことです。
大人はアドバイスはしても、押し付けてはいけません。
子どもと新聞の持つチカラの凄さを、実感してみましょう。
小学生新聞の選び方
小学生新聞を購読するうえで、大切なことは次の4つです。
- 新聞を読む習慣をつける
- 新聞を読む楽しさを感じる・みつける
- 新聞のスクラップで満足感・充実感を得る
- 知識を増やす・深める
このような視点で、代表的な3新聞を比較してみましょう。
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発行頻度 で選ぶ
毎日発行と週に1回とがあります。
子どもの興味や能力に合わせて、負担のないペースから始めましょう。
大人の新聞に関心がある場合には、同じ大きさで毎朝発行されるものが適しています。
毎日読むことに抵抗がある場合には、週に1回から始めてもよいでしょう。
何年か購読して学年が上がったら、毎日発行の新聞に切り替えることもできます。
また、週末などにまとめて読むようにして毎日発行の新聞を溜めておくこともひとつの方法です。
この他にも、地方紙の子ども新聞もありますので、ぜひお住まいの地域の小学生新聞を探してみてください。
中日こどもウイークリー:中日新聞(CHUNICHI Web)毎週土曜日発行 463円/月
大きさで選ぶ
新聞の大きさは、ブランケット判が一般紙と同じ大きさです。
タブロイド判はその約半分の大きさで、ちいさな子どもが持ちやすく見やすい大きさになっています。
大人と「同じ」に憧れるときには、大きさの同じ新聞がよいでしょう。
すでに一般紙を見なれている場合も、同じ大きさがよいでしょう。
あるいは「自分専用」の子ども用の新聞が適している場合もあります。
お子さん自身に直接選んでもらいましょう。
価格で選ぶ
家計の負担にならない範囲で選びたいものです。
紙面の大きさやページ数が違うので、一律に価格だけで比較するのは難しいかもしれません。
大人用の一般紙をやめて、小学生新聞を共用するという方法も、じゅうぶんアリです。
小学生新聞といっても、掲載記事の内容は一般紙とほぼ変わりません。
内容がとてもわかりやすいので、小学生新聞の方が読みやすい親御さんもいらっしゃいます。
朝日小学生新聞は、85%のお母さんが一緒に読んでいるそうです。
印象で選ぶ
新聞としての印象は、新聞各社の個性があります。
一般紙と同じように読めるのは「朝日新聞」で、小学生向けのコラムが面白いと人気があります。
カラフルな写真やイラストが目を引くのは「読売KODOMO新聞」です。
文字を全部読まなくても、説明の図表や絵を眺めるだけでも、ある程度の内容は頭に入ってきます。
小さなお子さんが「新聞」に慣れるのは向いているでしょう。
「毎日小学生新聞」は、落ち着いた紙面で「読む」事に集中できる特徴があります。
ただし、お子さん にも個性があって、大人の価値観が通用するとは限りません。
新聞の傾向で選ぶ
各社の新聞には、それぞれに特徴があります。
受験や学校の授業・宿題対策には、「朝日小学生新聞」が突出しているという口コミがダントツに多いです。
もっとも歴史のある「読売KODOMO新聞」は、ワンコインと1/週の発行をウリにして購読者数No.1を誇っています。
「毎日小学生新聞」は、子どもが疑問を持って更に詳しく知りたいという欲求を育てます。
邪魔な広告などが少ないものを選ぶ
新聞から広告をまったくなくすわけにはいかないでしょう。
小学生新聞の場合は、勉強に関連のある広告を考えているので、全部の広告が邪魔(ノイズ)になるということはないですね。
できるだけ気が散らないよう、広告は少なめの方がよいでしょう。
<参考>
小学生新聞を読み始める時期
文部科学省の学習指導要領は、およそ10年ごとに改訂されています。
パブリック・コメントも公募して、時代に即した内容になるよう常に工夫されています。
小学校の教育で、新聞の活用が多くなってくるのは3年生からといわれています。
実際には1年生からスクラップ作りに取り組んだり、さまざまな新聞づくりが始まっている学校が多いようです。
できれば就学をキッカケにして、1年生のうちから新聞に慣れておく方がよいでしょう。
また、きょうだいがいる場合には、上の子の購読を下の子が6歳以下から一緒に読み始めるケースもあると思います。
「新聞」を「読む」(見る)「考える」習慣は、まだ字が読めない小さなうちから興味を持って継続すると、確実に頭のよい子に育つといわれています。
新聞を通して、さまざまな分野のことに興味を持って、その子の得意な事や個性を伸ばしてゆけるのです。
新聞を通して、親子の会話や愛情のキャッチボールがしやすくなります。
大人が新聞を毎日読んでいる姿から、子どもも新聞への興味や価値を持つはずです。
TVで見たニュースを後日新聞で確認したり、できごとの背景や関連することがらを深く理解することができます。
いつから、という決まりはありませんが、次のようなチャンスの早い方をスタート時期に決めてみてはいかがでしょうか。
- 子どもが新聞に興味を示した時
- 小学校入学
<参考>「地頭の良い子」「あと伸び」する子は「新聞」で育つ!という帯が付いていました。
新聞の活用
学校の授業などで「新聞」に取り組むことを「NIE」(エヌ・アイ・イー)といいます。
「教育に新聞を」というスローガンです。
新聞を活用することで子どもの成長を伸ばす効果は無限大です。
- ステップ1:親しむ・楽しむ
- ステップ2:読む・知る
- ステップ3:考える
- ステップ4:発信する
このような一連の流れで、子ども達が新聞からたくさんの学びを得るように、学校教育で取り組んでいきます。

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りょうこのつぶやきでした。
では、ごきげんよう。
アイキャッチ画像出典:子供の脱水症状に下痢?飲み物で症状を防ぐには!? | ビューティーブック