あなたは、何のためにブログを書いていますか?
自分のため?誰かのため?特に目的は意識していない?
ホームページと比較しながら、書くことを継続すること、何を書くのか、読者にどんな影響があるのか、について考えてみました。
ブログとホームページの違い
ブログは広い意味では「webサイト全般」を指します。
webサイトには、大きく分けて「公的なもの」と「私的なもの」の2つがあります。
いわゆる「ホームページ」は、企業やクリエイターなどが主に商用に運営する公的なサイトです。
それに対して「ブログ」は、個人または複数の管理人が運営する私的なサイトです。
しかし、最近では「ブログ型ホームページ」が普及しており、区別しなくなっているようです。
ホームページの特徴
ホームページは、HTMLファイルを使用し専門的なスキルがなければ、個人で運営するにはかなりハードルの高いものでした。
そのため、専門業者に依頼して初期費用・維持費ともに高額な費用がかかりました。
気軽にコンテンツを更新できないため、どちらかというと一度構築したら放置されるケースが多いようです。
しかし、独自のデザインで個性をアピールできることと、会社の門構えやパンフレットの機能を十分に発揮して24時間働く広告塔としての役割は大きいでしょう。
トップページとコンテンツの表示順は管理者が決めます。
訪問者は、トップページから自分の好きなコンテンツへと自由に読み進めて行きます。
ブログの特徴
ブログは、有料・無料のブログツールやサイトを利用して個人が気軽にコンテンツを更新できるメリットがあります。
コンテンツを時系列で表示し、新しい投稿が最新記事としてトップに表示されます。
カテゴリ(ジャンル)を分類してアーカイブなどが更新されるようになっており、内部リンクも自動的に整理されています。
その他に、コメント機能やトラックバック機能(被リンクの通知)があり、双方向のコミュニケーションを重視しているのが特徴です。
ブログ型ホームページ
ホームページとブログの「いいとこどり」といってもよいでしょうか。
私的な公開日記や意見表明と合わせて、企業や著名人が対外的な公式の情報発信の場に利用するようになってきています。
商用か個人的な趣味か、という境界線がボーダレスになっているのですね。
個人の趣味ブログ
私の場合は、もちろん「個人的な趣味のブログ」です。
もう10年以上あちこちでブログを書いてきましたが、はてなブログでは「私的な日記・つぶやき」と「コミュニケーション重視」のブログではなく、「手順・方法」や「知識」といった「情報発信」がメインになってきました。
私の得意なこと、自分で調べたり勉強してわかったことなどが中心です。
何かわからないことがある。
それが「私だったら」という想い(視点)で記事を書いています。
- 何を知りたいのか
- どこがわからないのか
- どんな説明がわかりやすいのか
目的は「読者が問題(悩み・疑問)を解決する」ということです。
そして、目的を達成するだけでなく、プラスαの収穫があればいうことがありません。
ちょっと、欲張りですね(笑)
短かい文章のブログ
要点を過不足なくシンプルに表現したブログは、美しいものです。
一切の無駄や装飾が排除され、読者の思考や発想・想像力を極限まで引き出す可能性があります。
では、単に「短い」といっても、どのくらいの字数を指すのでしょうか?
私は、500~1000字くらいの範囲が「短い文章」だと考えています。
読むストレスが少なくて、リズム感がある。
読後感が爽やかなブログ。
ちょっと物足りないと感じたら、次の関連記事が読みたくなる。
とてもいい流れだと思います。
日本語の究極の短文は「俳句」や「川柳」ですね。
もっともシンプルな、17音の世界。
では、新聞の記事の見出しやブログのタイトルなども、短文といえるでしょうか。
10字前後が望ましいとされていますが、これらには別に「本文」があります。
そして、タイトルや見出し1文では完結しない場合が多い。
サブタイトルや袖見出し、リード(文)などを組み合わせて補足しています。
それに対して、俳句は17音が「本文」そのものです。
俳句は、文章のエッセンスを凝縮させるトレーニングになります。
中途半端に長いだけの文章では、いったい何をいいたいのかがわかりません。
そうならないためには、「1行(32文字程度)で要約」する習慣をつけるとよいでしょう。
それが「いいたいこと」「伝えたいこと」「結論」なのですから。
文頭と、最後にその要約を繰り返せば、必ず読者に伝わるでしょう。
長い文章のブログ
かつて、「長文には網羅性があるのでSEO的に評価が高い」といわれていたことがあります。
しかし、検索に関してはコンテンツの評価にかかわる基準がどんどん変化(進化?)しているので、一概にはそうと言い切れません。
内容の薄い記事を、いくらでも「はりぼて」「上げ底」でボリュームを増やすことができます。
私は、このように長文の記事が得意です。
まあ、だらだらと余計なことを書き連ねている、と批判されればどうしようもありませんが(笑)
しかし、けっして意図的に「長く」書こうとしているのではありません。
頭の中に文章の全体像があって、簡単なメモでポイントを書き出します。
その結果、そこそこ長い文章になってしまうのです。
書き終えてから、短く修正せよ。と、いわれれば、それなりに縮小することはできます。
また。章立てを分けてブログを分割することもあります。
- 長くても読むストレスが少ない
- 「そうか」「なるほど」「ふんふん」「それで次は?」と興味を持って読み進められる
- 読後の満足感が大きい
- もっと知りたいという欲求がわいてくる
こんな目標を持っています。
長さに圧倒されて去る人がいてもいいです。
必要な人にだけ届けばいい。
そういう意味で万人受けする記事は、書きません。
私の思考回路には「全体像」と「細部の詳細」があります。
「今、なんのために、どこにつながる部分を読んでいるのだ?」
そこを常に意識しています。
まず全体があって、ピンポイントが発生するわけです。
細切れの記事をいくつも読んで、それを頭の中でまとめて「全体像」を立体的に把握せよ。
それも可能ですが、なかなか難しいですよ。
ある程度全体の様子がわかっている場合には、知りたいポイントだけを読めばいい。
そういう分割記事があってもいいと思います。
実際に私も、ピンポイントの記事を書き足しているところですから。
ブログ記事の長さによって、それを求めてくる読者が違っています。
文章の長さではなく、その内容が必要かどうかによって選ばれるわけです。
選ぶのは、読者。
だから、私は自由に書きたいことを書いています。
まとめ
- 文章は必要に応じて長短書き分ければよい
- ブログを読む・読まないを決めるのは読者
- 訪問者やページビューを増やすことを目的としていない
- 書いたことで自分が満足できる
- 読者に必要な情報が伝わると嬉しい
- 読んでくれた人もハッピー
だから私はブログを書いています。
ホームページは、定年退職後に起業したら作ることになるでしょう。
でも、ブログ型ホームページにはしたくないですね。
私は、公私の区別をつけたい。
フレンドリーで事業主の人となりがわかる、あたたかいブログ型ホームページもいいでしょう。
ただ、そこには一部の「なれあい」で失客する危険性も含んでいるという事をお忘れなく。
そして、ブログサイトは便利で手軽ですが、運営側の都合でいつでも消えてなくなる可能性があるということ。
あなたは、どちらを選びますか?
りょうこのつぶやきでした。
では、ごきげんよう。
アイキャッチ画像出典:手帳に目標を書くと叶う?書くべきことは?習慣化の方法は? | ライフハックPRO