まとめ記事でよく見かけるのは、テーマ(キーワード)を決めて、それに関する他人の記事をたくさん羅列すること。とりとめなくあちこちのリンクを並べても、探して行ったり来たり読む方は一苦労です。まして、ろくな画像もなしに引用符の文章だけだと、なんだかなぁ~という印象。いったい「まとめ」って、どういう意味ですか?
何のための「まとめ記事」?
「まとめ」に対して望むこと。それは問題の解決。問題を解決するには、その問題の原因や誘因、背景など影響のある事象を明らかにすること。そして、その問題の解決方法。これは、原因別にまとまって紹介されていなければ困ります。
更に、その問題に関連したお役立ち情報を付け加える。これは、ほどほどでいいかも。これでもかって何ページもクリックさせられるのはごめんだぁ~。
また、あるテーマに関連する情報が徹底的に知りたい場合もあります。そういうときは、分野・ジャンル、階層に分けて並べられていると、とても調べやすい。インデックス(もくじ)があると便利だね。
要は、読者が何を求めて読みに来るかっていうことでしょ?そこんとこが分からずに、ただダラダラと書いてもしょうがない。
まとめ記事のクォリティを上げるには?
きちんと体系づけてまとめられていることが必須。
「まとめ」はキュレ―ションサービスといいます。キュレーションサービスは、web上のコンテンツ(記事)を、ある特定のテーマや切り口で読みやすくまとめ、編集・共有・公開するサービスやwebサイトの総称です。そういう意識を持って作っているのかしら。キュレーションサービス【curation service】の意味 - goo国語辞書
「読みやすく」の部分が欠けているものが多すぎる。そう思ったことあるんじゃない?
わたし的に望むことは、コンテンツ(記事)の一文やキーワードを引用して、無秩序に並べるだけじゃなくて、思考の流れに沿ったレイアウト(順番)にして欲しいワケ。
webライティングの基本は、次のようになっています。
- リード文
- 問題(症状)
- 原因
- 解決方法
- まとめ
この流れに沿って整理されていると、ものすごくわかりやすいし読みやすくなるの。
けっして難しいことじゃないでしょ。集めたコンテンツを分類して並べ替えるだけだもの。それだけで、見違えるほど役に立つまとめ記事に変身する!
読み物としてのまとめ記事
情報の一覧ではなくて、美しい読み物として書かれているものがあります。必要な情報にフォーカスすることもできるし、順番に読んでも楽しい。単なる紹介だけじゃなくて、ひとつの記事として成熟しているもの。まるで、雑誌をめくっているような感覚。
そんな記事も、ステキです。
きちんと文章で説明する「まとめ記事」
色んな情報をまとめて、わかりやすく説明する独立した記事。いわゆるキュレ―ションサービスとは体裁が違ってくるけれど。
詳しい説明に、必要なリンクがあって、情報の出典や知識を補完することができる。広く浅く、狭く深く、テーマごとに自由に書ける。ただし、自分が文章を書くのでそれなりに時間と手間がかかるわね~。でも、楽しい♪
要するに
何の脈絡もなしに、ただ並べるのだけはやめましょう。どうでもいいような記事は、載せない方がいい。「数」の多さにこだわると失敗だね。紹介するコンテンツの質にもこだわらなくちゃ。
普通は検索されないようなキーワードが、あんがい重要だったりする。まとめ記事を読むときは、自分の発想を超えた情報がありがたいのだ。そこんとこに、自分の個性や得意を発揮できれば、きっと人気の記事になる!
りょうこのつぶやきでした。
では、ごきげんよう。