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コミュニケーションBLOG

人間関係を楽にしてみませんか?

引き算する覚悟と決断

コミュニケーション:人間関係 暮らし

 

シンプルな色とデザインのネイルアートの写真

飽和してしまった世界は、シンプルへと向かう。あらゆる無駄や虚飾を排して、新しい発想と価値を生み出す。

引き算とは

引き算する勇気が流行っているが、「引き算」ってどういうことだろう?「手抜き」「シンプル」「一極集中」「知恵」さまざまなキーワードがあるけれど。

アインシュタインは、可能な限りシンプルにすべきだが手抜きをしてはならないと言っている。

また、ジョブズは、シンプルを極めて思考を明確化すれば山をも動かすと言っている。

一体「何」から「何」を引くのか。

この「引き算」の意味をどうとらえるかによって、生み出される結果が違ってくるのではないか。

引き算する覚悟

複雑なことが苦手でできないから、逃げるためにする引き算はいかがなものか。仕事が面白くなくて自分の責任を果たさず自堕落にサボることも、引き算とは言わない。

極限まで余分なものを排除してシンプルを追求すると、本質的な価値が研ぎ澄まされ新たな発想が生まれる。他人との絶対的な違いが浮き彫りになり、個性が際立って人を惹きつける魅力が輝く。

経営者として「引き算」を考えるには、相当の覚悟が必要だ。引いた結果、何も残らなければ意味がない。はじめから存在していなかったことになってしまう。

だから、引き算する前には、しっかりとした土台が必要。「引き算」とは、その「土台」を見極めることなのではないか。

引き算の応用

起業している人の経営だけでなく、引き算は実際にいろいろな分野で重要視されている。

雇用されている人の仕事の仕方、デザインの本質、家事や日常生活、人間関係も然り。

「手抜き」を「引き算」と考えることには賛否両論ありそうだが、一般的に考えるとよい意味にとらえても構わないようだ。

仕事の場面で手を抜かないでいると、集中力が続かず仕事の効率が落ち、生産性は衰退の一途をたどる危険性が高い。

「いかに楽をするか」という思考が、文明の進歩をもたらし、非効率な仕事の無駄をなくして生産性を高める。

企業の例をあげると、「シェスタ時間」を設けた会社が急成長を遂げている。

 *シェスタ:スペイン語で昼休み・昼寝のこと、昼食後の長い休憩。

ある研究で、勤務中にサボる時間を与えたグループと、サボらずに仕事を続けるグループとに分けて、仕事の生産性を比較・検証した。その結果、サボるグループの方が生産性が高かったのである。

上手にサボれる人の方が、仕事の効率がよくメリハリのある無駄のない動きで成果をあげられる。

常に同じ緊張状態が続いていると、脳は疲弊し思考と動作が鈍る。適度にリフレッシュしリラックスした状態でいると、脳もリラックスして集中力がアップし発想も豊かになる。

引き算が苦手なタイプ

  1. 中途半端タイプ:ダラダラ仕事をするので気が散って集中できないしサボることもできない
  2. 完璧主義タイプ:本人は「完璧」だと思っているが、他の事がおろそかになるので評価されない
  3. 小心者タイプ:サボると、仕事ができない、怠けていると思われると信じておりビクビクしてサボれない

引き算できない仕事

「手抜き」が許されない仕事も存在する。

建築の「手抜き工事」は大切な財産を失うことになる。「必要」な工程や資材を勝手に省いてはいけない。

医療も「手抜き」は許されない。必要な処置が正しくなされなければ、人の命を奪う。

ただし、医療の現場ではリスク管理の面で、プロトコール(手順・基準)が限りなく引き算されている。不要なこと、類似のものは、医療事故に直結するからだ。

たとえば、ビクシトリンとビクトロシンという名前の薬があると仮定しよう。似たような名前であるが、その薬理効果はまったく異なる。一方は抗菌剤であり、一方は心臓の薬。

この薬には、処方時の入力ミス、使用時の取り違いという二重の問題がある。これらのミスをなくすためには、どんな工夫が必要か?

  • 表示の色を変える
  • 保管場所を離す
  • 短縮入力を設定しない

 これだけでは、まだ十分ではない。では、どちらか一方の薬の採用を止めることにしよう。しかし、片方だけ残すと、取り違いはなくなるが、処方の際の勘違いというミスが残る。この場合の引き算は、両方の薬を在庫(使用)しないということになる。

引き算するものと残す土台

先の薬の例を日常生活の場面にたとえてみよう。

毎日コーヒーを飲むのが楽しみである。それなのに、ある朝、砂糖と塩を間違って入れてしまった。どんな味がしたかは、ご想像にまかせる。

この「砂糖と塩の間違い」をなくすにはどうしたらいいか?

  • 砂糖を色つきのものにする
  • 角砂糖を使う
  • スティックシュガーを使う
  • 容器をまったく違うものにする
  • 置き場所を離す

ざっと思いつくのはこのくらいでしょうか(笑) でもね、「塩」が存在する限り「砂糖」と間違える可能性は残ります。では、どうしますか?

 

 

そうです。コーヒーはブラックで飲む!塩と間違える元になる砂糖は使わない。これが究極の引き算です。

自分の嗜好を変えることになりますが、塩辛いコーヒーを飲まないための最善策はブラックコーヒーになるのです。「コーヒーには砂糖を入れる」という前提を覆す発想。

砂糖を入れたほんのり甘いコーヒーが好きだった。けれど、本来味わいたいのはコーヒーのストレートな味わいのはず。芳醇な香りと豊かな味わい。砂糖はそれを邪魔するものなので、ないほうがいい。

残される土台は「コーヒー本来の味わい」だったのです。

掛け算の効果

「手抜き」「サボり」を考えたときに、「マルチタスク」という言葉が思い浮かびます。

マルチタスクとは、複数のものごとを同時進行で立体的に進めて行くやり方です。主に仕事の場面で使われる言葉ですが、日常生活の中にもたくさん存在します。

ひとつの仕事に集中できる時間は、私の場合はせいぜい2時間程度でしょうか。サボリや気分転換も必要なのですが、違う仕事に切り替えるとそれでもリフレッシュできるのです。

脳の違う領域を活性化させることで、それまで酷使していた部分を休ませる。そういう切り替えは「掛け算」だと思いませんか?

仕事とまったく離れた余暇も大切ですが、場合によってはいくつかの仕事を切り替えて組み合わせることも有効。ただし、個人の能力にもよりますが。

仕事はマルチタスクでバリバリこなす。ちまちましたつまみ食いのような「サボり」よりも、ガッツリ休んで余暇を愉しむ。そんなバランスを取りたいです。

 

りょうこのつぶやきでした。

では、ごきげんよう。

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