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コミュニケーションBLOG

人間関係を楽にしてみませんか?

いじめの解決と防止策3 【学校との話し合い】

机と椅子や黒板が写っている教室の写真

 学校との話し合いは単なる「相談」ではなくて、「いじめ」の事実を伝える場です。そして、いじめの解決を学校にゆだねてはいけません。いじめの問題は、学校だけでは解決できないからです。学校と親、保護者全体で取り組むべきものです。加害者の親が事実を真摯に受けとめてくれるように、いつ、どのように、誰が伝えるのかということも、きちんと話し合う必要があります。

担任以外に第三者の同席を求める

学級担任と自分たちだけの話し合いは、絶対に避けてください。言った、言わないの水掛け論になる可能性があります。そして、そもそもいじめに気づかない、あるいは黙認、ひどければ助長・加担している担任に、問題解決能力があるはずがない。

学年主任生活指導主任などの、現場で担任を直接サポートしてくれる教師にも同席してもらいましょう。そして、できれば校長や教頭、副校長にも同席を求めましょう。担任個人ではなく、学校全体の運営をどう改善してゆくのか、具体的に話し合うためには必要なことです。*教頭は校長の資格がまだない、副校長は校長の資格はあるのにまだ校長になれない人

わたしたちの場合は、初回に両親で出向きましたが、その後はわたし1人の対応でした。学校側は、担任と学年主任の先生の2人です。このときは、校長の同席は求めませんでした。まだ、そういう知識がなかったからです。10年以上前のことでしたから。

案の定、担任はろくに受け答えもできず、わたしを激怒させる言動ばかりでした。あまりのひどさに、学年主任の先生が担任を退室させる一幕も・・・。

目を泳がせながら原稿を読むように担任がわたしに言いました。「このようなことが二度と起こらないように努力します」具体的にどうやって、何をどうして再発を防ぐのですか!?いつ、どこで、どんな努力をするのですか!?口先だけで、何もしない(できない)ことが明白です。話になりません。言ってることが小学生以下です。

学校側の対応

  • ホームルームで「いじめ」について話し合う
  • 「いじめ」にたいするクラス全員のアンケート実施
  • 学年主任の先生が必ず巡回に行く
  • 担任への指導とサポート(副担任、学年主任)

ホームルームで、実際にどういう話し合いがなされたのかはわかりません。娘のことは公表せずにすべてが進められていきましたが、クラスのみんなはわかっていたでしょう。アンケートの回答用紙は全部読みましたが、個人情報云々という理由で複写させてもらえませんでした。優等生ぶった回答ばかりで、この中に首謀者と実行者が何人もいるのだと思うと、反吐(へど)が出そうでした。

結局、保護者会などは開催されず、学級通信で「いじめ」についてちょっと触れられていただけです。犯人グループも特定できませんでした。娘のパーカーをハサミで切った犯人も、結局わからず仕舞です。犯人は、絶対に自白しません。学校側は、把握していたのかもしれませんが、わたしたちには最後まで知らされませんでした。

 いじめの有無を議論してはいけない

冒頭に書いた通り、学校には「いじめの事実」を伝えます。調査や確認は必要ありません。どんなに調べたところで、犯人は絶対に自白しないのです。学校側は自分たちを守ろうとするだろうし、いじめの事実を過小評価するでしょう。いじめがあったか、なかったのか、どの程度だったのか。そんな学校の都合ではなくて、わが子が傷つけられた事実をありのままに認めてもらう。ただ、それだけです。

学校側の責任追及もしたいところですが、「いじめをなくして安心して学校に通えるようにする」という問題解決と同時に責任追及はできません。まず、優先すべきは子どもの安全と権利の保障です。そこがうまく解決できても、まだ腹の虫がおさまらなければ、責任追及を行うことになるかもしれません。

けれど、学校ができる最善の責任の取り方は、いじめをなくす取り組みを行うことが一番重要だと思います。

話し合いの記録をとる

学校との話し合いを記録するために、わたしは黒い表紙のノートを1冊用意しました。相手の言ったこと、自分が言ったこと、細かくメモをとりました。その姿勢だけでも、学校側にはこちらの強い意志が伝わっていたと思います。こいつは一筋縄ではいかないぞ、と。

無力な担任

毎回、わんわん泣き叫び怒号を飛ばすわたしは、担任にはきっと鬼のように見えたことでしょう。哀れな担任には、何一つ期待しませんでした。

考えてみると、その担任もまた、学生時代にいじめの被害者であったかもしれない。あるいは、加害者になったこともあったでしょうか。自分もいじめの当事者になって、誰にも何も助けてもらえなかった過去があったとしたら。いじめを目撃しても、目をそらすしかなすすべがなかったのかもしれません。

当時の大学教育で、そこまでのコミュニケーション能力については、学んでこなかったのだと思います。わたしの剣幕のせいで、あの担任が自信喪失してドロップアウトしていないことを祈ります。

結局、娘は、学年主任の先生が毎日教室を見回りに来てくれて、そのたびに娘とアイコンタクトをとってくれたお陰で、ふたたびいじめられることなく元気に小学校を卒業できました。真剣に転校を考えるところまでいっていたのに。

両親が自分のために最大限頑張ってくれた。学校の先生も自分をしっかり見守ってくれた。この2点で娘は元気を取り戻し、無事に学校生活を送ることができました。 

教室の悪魔という本の表紙で携帯電話を持っている手のイラスト

教室の悪魔 見えない「いじめ」を解決するために ポプラ文庫

東京都児童相談センター心理司 山脇由貴子

 ISBN978-4-591-11107-9

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  4. 【警察の介入】いじめの解決と防止策4 【警察の介入】 - コミュニケーションBLOG
  5. 【加害者との関係】
  6. 【いじめの実態】
  7. 【いじめ解決の実践ルール】
  8. 【心のケア】

 ありがとうございます。 

 

りょうこのつぶやきでした。

では、ごきげんよう。

画像元:減り続けた不登校が再び増加傾向に 原因は「家庭の教育力低下」って本当!?|ベネッセ教育情報サイト