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コミュニケーションBLOG

人間関係を楽にしてみませんか?

いじめの解決と防止策5 【加害者との関係】

いじめ

 

真っ暗闇のトンネルの向こうに明るい出口が見えている写真

いじめの加害者を特定するのは難しい。真の首謀者は、絶対に表には顔を出さないのだ。巧妙に誘導して自分は知らん顔をしている。実行犯は、単なるパシリ的な存在だったりする。そして、現代のいじめの犯人は特定の個人ではなく「被害者以外の全員が加害者」という特徴がある。

加害者に直接かかわってはいけない

加害者に対して、あなたがやっていることは「いじめ」であり、即刻やめるべきであるということを冷静に伝えることが重要。ただし、被害者側から直接伝えてはいけない。どうしても感情的になってしまって事実が正確に伝わらない状況が起きてくる。非難したり責任追及の言葉が出ると、話し合いは泥沼化する。

学校側から伝えてもらうのは次のような内容です。

  • いじめが起きている事実
  • あなたの子どもが中心的加害者であること
  • 解決のために前向きに取り組んでもらいたい
  • 親としての責任を果たして欲しい(子どもの加害行為をやめさせる)

同時にクラス全体へも知らせる 

加害者にいじめの事実を伝えると、すぐにクラス全体に知れ渡ってしまうので、すぐにクラス全体に事実を伝える必要があります。

  • 学校として「いじめ」の事実があったと認識している
  • 被害者以外は、程度の差はあっても全員が何らかの関与・加担したと考えている
  • 被害者が安心して登校できるよういじめをなくす
  • 次の被害者が出ないように学校と保護者全体で取り組んでいく
  • 関与の度合いが低いからといって罪が軽いとは考えない
  • いじめを黙認して許し、参加したからには全員に罪がある
  • 「いじめないと自分がいじめられる」という動機(理由)があっても加害者であることに変わりはない

 学校は、保護者全員に理解してもらう必要があります。わが子が加害者であるという現実を受けとめ、いつでもわが子も被害者になり得るという危機感を持って、いじめをなくす努力をしてもらわなければならない。

子ども達に何をわかってもらうのか

注意して欲しいことは、加害児童を問い詰めてはいけないということ。次のような言葉は使ってはいけない。

  • あなたもやったの?
  • あなただけはやっていないわよね?
  • どうしていじめたの?
  • どんないじめをやったの?

ひとたび問い詰めてしまうと、子どもは必死に隠そうとするか、正直に謝ればもう許されると高をくくってしまう。再発防止には、けっしてつながらない。

  • 親もいじめがあった事実を知った
  • 学校と同じく全員が加害者であると認識している
  • 今後はクラス全員でいじめをなくすために親も一緒に取り組んでいく

 親たちがいじめの根絶に立ちあがったということを、子ども達にはっきりと伝えなければいけない。嘘や言い訳は、これからは通用しないのだという現実をわからせる。それがわかると、子どもはわが身の保身で慎重になり、加害行為をやめていくだろう。

 学校全体で事実を共有する

いじめが発覚したクラスだけではなく、学校全体の子どもと親にも周知することが重要である。いじめ根絶のキモは、子ども達に「悪いことをすれば必ず発覚し、罰を受ける」という世の中のルールを自覚してもらうこと。誰かを傷つけることは、その理由如何によらず「犯罪」なのだと認識すること。

学校全体でいじめの事実を共有することには、次のようなメリットがある。

  • 学校はいじめを隠蔽せずに立ち向かうという前向きな姿勢が保護者に伝わる
  • 次の被害者が学校に相談しやすくなる
  • 同時にいじめられて我慢していた他の被害者も学校に相談しやすくなる
  • 学校が保護者から信頼される
  • 保護者のいじめに対する問題意識が高まり予防につながる
  • 解決に向けて保護者の協力を得やすくなる 

学校の果たす役割は大きい。

教室の悪魔という本の表紙で携帯電話を持っている手のイラスト

教室の悪魔 見えない「いじめ」を解決するために ポプラ文庫

東京都児童相談センター心理司 山脇由貴子

 ISBN978-4-591-11107-9

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  8. 【心のケア】

 ありがとうございます。 

 

りょうこのつぶやきでした。

では、ごきげんよう。

画像元:困難の暗闇は一筋のひかりによって | 成功する人の考え方