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食前の高血糖を補正する方法

膵臓ランゲルハンス島の細胞をリンパ球が攻撃しているところの顕微鏡写真

食前の高血糖を補正するには、高血糖を補正するためのインスリンを追加インスリンに足す方法と、インスリン注射から食事までの時間を延ばす方法があります。

追加インスリンを増量して食前の高血糖を補正する方法

食前に注射する「追加インスリン」の量は、食事による血糖を補正するのに必要なインスリンと、食前の高血糖を補正するインスリンとを合わせた量になります。

食前の高血糖がなければ、その分のインスリンの増量は不要です。

しかし、食前に高血糖があった場合は、何らかの対処をしなければ血糖値は下がりません。

超速効型インスリンを使っている場合の、高血糖の補正方法

超速効型インスリンを使っている場合は、1700(または1800)ルールで増量分を計算します。

インスリン1単位当たりの血糖降下量の目安=1700÷1日の総インスリン量(TDD)

インスリン1単位で、どれだけ血糖を下がられるかという目安(インスリン効果値)を計算する方法です。

朝10単位、昼10単位、夕10単位、就寝前10単位の場合は、1日の総インスリン量が40単位です。これを上の式に当てはめると、次のようになります。

1700÷40=42.5

「インスリン1単位で血糖を42.5mg/dl下げられるだろう」という計算になりますが、低血糖を防止するために「一の位」は全部切り上げて考えます。

そうすると、この場合は「50mg/dl」という目安になります。

これをもとに、下げたい血糖値を割って増量するインスリンの単位数を計算します。

下げたい血糖値÷インスリン1単位当たりの血糖降下量の目安=増量するインスリン量

たとえば、食前の血糖値が300mg/dlで、いつもは150mg/dl以下にコントロールしていたとすると、300―150=150で150mg/dl血糖を下げる必要があります。

150÷50=3となり、高血糖の補正に必要な増量分はインスリン3単位ということになります。

同じように、食前血糖が250mg/dl だった場合は、

250―150=100

100÷50=2 高血糖の補正に必要な増量分は2単位になります。

これらは、あくまで計算上の目安(推測)です。必ずしもその通りになるとは限りません。

実際に測定した血糖値と増量したインスリン量の関係を、何回か調べて確認してみましょう。

なお、速効型インスリンを使っている場合には「1500ルール」で計算して補正します。

インスリン1単位当たりの血糖降下量の目安=1500÷1日の総インスリン量(TDD)

インスリン注射から食事までの時間を調節して血糖を調節する方法

追加インスリンを増量しないで、インスリン注射から食事までの時間を長くすることで、高かった血糖をコントロールすることができます。

  • 食前の血糖値が65~150mg/dl(標準的なコントロール)のときは超速効型インスリンを食直前に注射して食べ始める
  • 食前の血糖値が65mg/dl未満で低いとき(低血糖)には、食事開始後に注射する
  • 食前の血糖値が150~250mg/dlで高めのときには、注射してから10~20分後に食べ始める
  • 食前の血糖値が250mg/dlとかなり高いときは、注射してから20~30分後に食べ始める

低血糖、標準値、やや高い、かなり高い血糖値のときの注射と食事の間隔を示した表

 引用:1型糖尿病のインスリン療法 患者さんたちのために

血糖値が高い場合に、インスリン注射をしてから時間をおいて食事をする方法です。

 

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りょうこのつぶやきでした。

では、ごきげんよう。

アイキャッチ画像出典:糖尿病講座 | カテゴリー | 医) 弘正会 ふくだ内科クリニック