今年も楽しい夏休みがやってくる。
自由研究は、サクサク済ませて思いっきり遊ぼう。
なのに今年は「絵巻物」というお題が指定されてしまった。
さあ、どうやって作ろうか?
<2018年7月更新>
安心してください!既製品が大活躍
巻物の完成品がたくさんあります。
価格は700~800円台(送料別)からいろいろ。
直接書き込んだり、別に作った作品を貼ってもいいでしょう。
その他の絵巻物&手作りキットは、こちらからどうぞ。
手作りを楽しんじゃう派?
巻物づくりを、身近な材料で手作りするのも、親子で楽しめる工作になります。
必要な材料
正式な巻物は、上図のような各パーツで構成されています。
これらを、自宅にあるものや百均などで安価に揃えて作ることができます。
- 中軸:紙を巻き付ける中芯
- 軸首:中軸の両端の飾り
- 巻末紙:中軸と本紙をつなぐ紙(尾紙ということもある)
- 本紙:作品が書かれた紙
- 見返し:表紙の内側部分
- 表紙:巻き終わった時に表になる部分
- 八双:見返しの端につけた軸木(紙がめくれたりよじれないように支える)
- 題箋:本紙に書かれたものの題名や巻を書く(表題紙ということもある)
- 巻緒:巻いた紙をおさえるヒモ
- 中軸は、ラップの芯など
- 軸首は、千代紙や包装紙と丸く切った厚紙(菓子箱など)など
- 巻末紙は、模造紙やコピー用紙など
- 本紙は、模造紙や画用紙、または新聞用紙などのマス目のある用紙をつなぎ合わせる
- 見返しは、白っぽい紙
- 表紙は、千代紙や包装紙、PCで素材を印刷したもの、和紙、布など
- 八双は、竹ひごやストロー、割りばしなどを加工したもの、長さが必要な場合は菜箸など
- 題箋:白い紙、画用紙など
- 巻緒:荷造り紐(紙製)や綴じ紐、包装に使われていた細いリボンなど、毛糸、リリアン
こんな風に身近なものを探してみましょう。
この他に、糊(できればスティック糊)、ハサミ、定規、鉛筆、消しゴム、カッター、両面テープなどの道具が必要です。
貼り合わせる時には、洗濯バサミがあると便利です。
本紙に各作品によって、ペンや筆ペン、マーカー、写真、色鉛筆や絵の具など使うものを用意しましょう。
作り方の厳選おすすめwebサイト集
上記の材料があれば適当にできちゃう気がします。
次のサイトを参考にして、難しく考えずに楽しく作ってみましょう。
blog.goo.ne.jp 2部にわかれています。続きの記事もごらんください。
歴史絵巻の作り方
絵巻物は、小学1年生から中学生まで取り組める楽しい調べ学習です。
調べ学習でまとめる内容が学年によって変わってくるだけです。
1年生では「歴史」にこだわらずに、夏休みの絵日記を巻物に綴ってもいいですね。
巻物に「飛び出す絵本」のような「仕掛け」をつけるのも、ビックリして楽しいかもしれません。
テーマを選ぶポイント
- 歴史上の人物
- 時代を切り取る
- わが町の歴史
歴史に関する調べ学習は、3つのテーマから自分の好きなものを選びましょう。
人物は、自分が「こういう人になりたい!」と思う人や、なんとなく自分に似ている感じの人を選ぶと楽しいです。
好きなマンガや本から選んでもいいし、地元出身の人、TVや映画などで有名人が演じた歴史上の人物など、親しみのある人物にしましょう。
室町時代や江戸時代など、ひとつの時代を取り上げてもいいです。
自分の住んでいる地域の歴史を調べるのも面白いです。公民館や資料館など取材もいろいろできますね。
調べる内容
歴史上の人物の場合は、次のようなポイントを掘り下げていきます。
- その人がなぜ歴史上重要だったのか
- その人が行ったこと(偉業)がどのくらい歴史に影響して重要だったか
- どうしてその人でなければできなかったのか
- その人はなぜそのことをやろうと思ったのか
特定の時代を切り取った場合のポイント
- いつからいつまでの、どんな時代だったか
- その時代の有名人のまとめ
- 有名な事件やできごと
- その時代が始まった原因と終わった原因
わが町の歴史のポイント
- 今と昔の地図の比較(地形や街並みの変化)
- どんな人がいたか
- どんな作物があるか
- どんな仕事が盛んだったか
- 気候や地理的な特徴
- 特徴的な出来事があったか
まとめ方
どういう形のレポートにして発表するのかというゴールを考えましょう。
- 歴史新聞
- 年表
- 絵巻物
年表をそのまま巻物にしてもよいですね。
歴史新聞の記事を、横一列に並べて、巻物にする方法もあります。題箋に新聞の題字を書きましょう。
本文は、主見出し、リード、トップ記事から書き始めて、小見出しと記事を繰り返していきます。 最後に編集後記を書きましょう。
レイアウトの基礎をしっかりおさえると応用のバリエーションが広がります。
理屈抜きで「基本的な理論」を楽しく学べる本は、新聞だけでなく学級だよりや広報、チラシ、ポスター、標語、何にでも応用できるすぐれもの。
りょうこのつぶやきでした。
では、ごきげんよう。
アイキャッチ画像出典:巻物 和紙 巻く 無地の写真素材 - PIXTA