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いじめの解決と防止策 【1.気づく】チェックリスト付き

 

膝を抱えて頭を伏せている男の子の写真

「いじめ」は、子どもも大人も誰もが少なからず被害者、加害者、傍観者になった経験があるのではないでしょうか。「自殺」しないと社会に取り上げられないのは悲しいこと。一口に「いじめ」といっても、その実態は実に様々です。

しかし、その中に共通するポイント(特徴)がいくつかあります。そこがわかっていると、対処の方法が見えてきます。もし、あなた自身が「いじめ」に苦しんでいたら、周りに「いじめ」で苦しんでいる人がいたとしたら、どうか諦めずに最良の方法で対処してください。

  1. 気づく
  2. 緊急避難いじめの解決と防止策2 【緊急避難】急いで安全確保 - コミュニケーションBLOG
  3. 学校との話し合いいじめの解決と防止策3 【学校との話し合い】 - コミュニケーションBLOG
  4. 警察の介入いじめの解決と防止策4 【警察の介入】 - コミュニケーションBLOG
  5. 加害者との関係
  6. いじめの実態
  7. いじめ解決の実践ルール
  8. 心のケア

気づかない親

 可愛いわが子が学校でいじめられている。そう考えたことがありますか?わたしは、夢にもそんなことは思いませんでした。明らかに「それはいじめられているだろう!」と即座に断言できる「事実」にたくさん接しても、わたしは「娘がいじめられている」とは、これっぽっちも思いませんでした。

なぜ?

わかりません。もしかしたら心の隅っこで感じていたのかもしれないけれど、顕在意識の中にはあがってきませんでした。これは、娘が3~4年生の頃の「事実」です。

  • ノートや教科書に落書きされている
  • 教科書の表紙が折れて汚れている
  • 鉛筆のキャップや消しゴムが何度もなくなる
  • ク―ピーペンシルが全部折られている

なくなったものは、新しく買いそろえました。ク―ピーペンシルは、使いにくいだろうから新しいのを買おうか?というと「いらない。使えるから、いい」と断られました。きっと、また折られるので同じだと諦めていたのでしょうか。 

そして、娘は小学生なのに夜眠れないといいました。わたしが家事をしていると、先に寝たはずの娘が2階から降りてきて「眠れないの」と半べそをかいていました。小学生でも不眠になるんだ、くらいにしか思わなかったわたし。その時に気づいていたら、苦しむ時間をもっとずっと減らせたかもしれない。今は、強くそう感じています。

眠れないときは、ホットミルクに蜂蜜を入れて飲むと眠れるんだよ。そういって、娘にホットミルクを飲ませました。何日かそんなことが続いて、いつのまにか夜中に起きてくることはなくなりました。

眠れるようになったのか、ママにいっても助けてもらえないと諦めたのか。何年か経ってから、「ああ、あれは辛くてSOSを出していたんだ・・・」そう気づきました。わたしは、なんてダメな母親でしょう。

娘は、家では明るくて素直ないい子です。近所のお年寄りにも人気があって、可愛がられていました。年下の子どもにも好かれていて、低学年の子どもが家に遊びに来ていました。

 無意識に隠す子ども心

自分がいじめられている、と親が知ったら。

  • きっと悲しむだろう
  • しっかりしなさい!と叱られるかもしれない
  • いじめられていることが惨めで恥ずかしい
  • 心配かけたくない
  • いってもムダかもしれない
  • チクったことがバレるともっといじめられるかもしれない

小さな胸の中で必死に悩み、それを隠そうとする心理が強く働きます。「そんなこと、ばかばかしい」それは、大人の考えです。いじめられている子どもは、自分を否定し悲しくても悲しいといえなくなっているのです。

「いじめ」に気づくチェックリスト

  •  □最近よくものをなくすようになった(盗られたり壊されている)
  • □学校のノートや教科書を見せたがらない(落書きや破損など)
  • □親の前で宿題をやろうとしない(破られたプリントを見せない)
  • □お金の要求が増えた、あるいは親の財布からお金を持ち出す(恐喝)
  • □学校行事に来ないで欲しいという(加害者が来させるなと強要する)
  • □すぐに自分の非を認め謝るようになる(詮索されたくない、すぐ謝る癖)
  • □学校のプリントや連絡帳を出さなくなった(破られたり落書きされている)
  • □ぼーっとしていることが増えた、何もしていない時間が多い(気分の落ち込み)
  • □無理に明るく振る舞っているように見える(いじめを疑われないよう無理をする)
  • □学校のことを尋ねると「別に」「普通」など具体的に答えない(話せない)
  • □学校のことを詳しく具体的に聞こうとすると怒る(聞かれていじめがバレたら困る)
  • □話題に友だちの名前が出てこない(教室で孤立している可能性がある)
  • □学校に関する愚痴や不満を言わない(いじめのことで頭がいっぱいになっている)
  • □保護者会や個人面談で何を話したかを過剰に気にする(加害者にも共通する特徴)
  • □寝つきが悪い、悪夢を見ているようで夜中に起きる(過覚醒による不眠や入眠不安)
  • □倦怠感(だるい)、疲労、意欲の低下(うつ的症状でかなり参っている)
  • □原因不明の頭痛、腹痛、吐き気、食欲低下、痩せ、などの身体症状
  • □何に対しても投げやりになる(無力感から自暴自棄になっている)
  • □以前は夢中で楽しんでいたゲームなどをあまりやらなくなった(やっても楽しめない)
  • □理由のないイライラ(いじめのストレスからくる八つ当たり)
  • □ちょっとした音に敏感になった(常に緊張して過敏になっている)
  • □身体を見せたがらない、一緒にお風呂に入らない(年齢にもよるが危害を加えられている可能性がある)
  • □衣服、制服、靴などを親の知らないところで自分で洗う(汚されたことを隠す)
  • □友人からの電話に「どきっ」とした様子を見せる(加害者からの電話は恐怖)
  • □急に今までと違う子と付き合うようになった(不自然な友人関係)
  • □以前では考えられないような非行行動の出現(万引きなど強要されている可能性がある)
  • □外に出たがらない、外出した時に周囲を気にしている(加害者に出会うことを恐れている)
  • □金遣いが荒くなった(お金を要求されている)
  • □成績の低下(当然、授業にも集中できない)
  • □物忘れがひどくなった(過緊張で注意力の低下、辛さを忘れようとする防御反応)
  • □自傷行為(リストカットなど)
  • □「死」をほのめかすようなメモや日記 

教室の悪魔見えないいじめを解決するためにという本の携帯電話を持つ手が描かれている表紙

出典:教室の悪魔見えない「いじめ」を解決するために

東京都児童相談センター 心理司 山脇由貴子 ポプラ文庫

ISBN987-4-591-11107-9

まとめ

いじめは、子どもが無意識に隠し、親も気づきにくいという特徴があります。そのままいじめが継続・エスカレートしてゆくと、やがては自殺という悲しい結果を招くでしょう。そうならないためには、まず「気づく」ことが重要です。解決への道は、そこからスタートします。

気づかなかったことを後悔しても、どうにもなりません。「どうして気づかなかった!?」と夫婦で責め合うこともしないでください。それは、仕方のないことです。大事なのは、これからどうするかということなのです。

次回は【2.緊急避難】です。

 

りょうこのつぶやきでした。

では、ごきげんよう。

画像元:「もう学校に行きたくない」いじめを受けている事を小学生の息子から打ち明けられ、父親がとった行動が心に刺さる-Cadot(カド) |